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少年は自分が何ものであるかを知らなかった。血の繋がりと故郷に憧れ、新しい知識を求めて書物専門の盗賊になる。男は自分の血を呪い、犯した罪の重さに苛まれていた。喪失をおそれてすべてを手放し、国を捨てた。(2004.06.13〜2006.01.29…連載 / 2005.01.15〜2008.11.30…0〜12章改稿 / 原稿用紙換算…1133枚)
「死んでまで負けたいのか」
「由稀が死んじゃったらどうしよう」
「あなただって、本当はあたしを憎んでる」
「鬼使とは呼ぶな。それが、条件だ」
「お前の呪わしいほどの運命を讃える祝杯だ」
「俺なら、統率者を差し置いて獣族を抑えることは可能ですよ」
「今から見せてやるよ。禁忌の芸術を」
「お前の痛みが、知りたい」
「泣いても許してやらねえから」
「無様だ。愛なんて、俺たちの何も救ってくれやしないのに」
「苦しみしか生み出さない、そんな時間をなぜ生きなければならない」
「残念だけど、俺にはそんな魔法みたいなことできないんだよ」
「違う。世界は、あなたのものだ」
「だったら聞かせてくれよ。お前が見てきた世界」
「あの頃に、帰りたいね」
「あいつは、まるで子供みたいなんだ」
「ずっと待っていました。この時を」
「いつか、この海だって抱え込んでやるんだ」
(2006.04.12〜2012.09.29…連載 / 原稿用紙換算…1934枚)
「僕は、負け犬じゃない」
「気をつけて行ってきてね」
「てめえと同じ血が流れてると思うと、ぞっとするよ」
「主か。まるで神にでも仕えているみたいだね」
「生きるために、死に向かっているんだよ」
「あなたが命ずれば、私は鬼にも悪魔にもなれるのです」
「囚われないで。詩桜は自由になっていいんだ」
「いいよ、わかった。それならあたしが、守ってやる」
「深すぎる闇には、強すぎる光がある。そういうものだ」
「憎悪は罪じゃない。力だ」
「いつか、この目に映る世界が絶景であるように」
「それが私のいのちの鼓動ですから」
「カミサマ廃業してもらおうぜ」
「いつもそばにいてくれる色だ」
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